Leopardで「ブルースクリーン」--アップル、対処法を公開

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-10-29 12:50

 Appleは、Mac OS X「Leopard」へアップグレードすると、際限なく「ブルースクリーン」が表示されてしまい、一部のMacユーザーが多大のストレスを抱えている問題について報告し、米国時間10月27日から28日にかけて、同社サイト上にサポートドキュメントを公開した。

 一部ユーザーのLeopardへのアップグレードは、ほぼインストールプロセスが完了し、マシンを再起動しようとする時点で中断されてしまう。Appleのディスカッションフォーラムには、最初の起動画面でMacがフリーズしてしまう問題に関する長大なスレッドができている。偶然だが、それはブルースクリーンになっているため、Windowsのクラッシュ時の悪名高い「死のブルースクリーン」になぞらえられている。

 Appleは、この問題が「アプリケーションエンハンスメントソフトウェア」に関連して生じていると伝えており、Computerworldの一記事は、Unsanityの「APE」ソフトウェアが、大半のクレームの原因であると明らかにしている。Unsanityは、MacユーザーがMac OSの見た目を自由にカスタマイズ可能にするソフトウェアを開発している。あるUnsanityの関係者は、Computerworldに対して、AppleがIntel製チップに移行する前に出荷された旧バージョンのAPEが使用されている場合にのみ生じている問題であると語った。

 しかしながら、Appleのサポートフォーラムでは、APEのソフトウェアを全くインストールしたことがないMacユーザーからも障害が報告されており、サードパーティー製のエンハンスメントソフトウェアのみが原因ではないようだ。Appleは、アップグレードを考えているLeopardの購入者に対して、2つの対策を推奨している。まだ経験の浅いユーザーには「Archive and Install」機能を用いた、Leopardの再インストールが推奨される。もう少しMacを使いこなしているユーザーには、アプリケーションエンハンスメントソフトウェアをアンインストールするコマンドラインの使用など、別の方法を何度か試みてみるように勧められている。

 こうした推奨方法を試しても、依然としてアップグレードを完了できない場合は、引き続きAppleのサポートページのディスカッションフォーラムをチェックするようにお勧めする。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]