英語ロケールと切り替える
リスト6で設定したように、ロケールに応じて英語版のメッセージと切り替えるには、まずGWTExample1Constants_en.propertiesのように、拡張子の直前に_enをつけたプロパティファイルを用意し、日本語版と同じプロパティ名称でメッセージを作成しておく。
ロケールの切り替えは、以下の通りURLもしくはHTMLの記述で行う。URLでは、デフォルトは日本語だが臨時でロケールを変更するという意味合いになるが、HTMLによる場合は、デフォルトが英語で、?locale=をURLに追加して臨時に日本語ロケールに変更するという意味合いになる。アプリケーションの位置づけに応じて使い分けていただきたい。
- URL - 最後に?locale=enを追加する(デフォルトは日本語)
- HTML - 内にを追加(デフォルトは英語)
これで画面上に日本語メッセージを表示できるようになった。紹介し切れなかったMessagesインタフェースによる国際化対応などの詳細は、ドキュメントを参照していただきたい。
次回はウィジェット(Widget)を画面に表示させてみよう。Javaとスタイルシートとをうまく連携させることがポイントだ。