フォトレポート:ホームズ彗星が大バースト、約40万倍の明るさに - 8/8

文:CNET News.com Staff 翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦

2007-11-06 09:56

 10月23日の時点で、ホームズ彗星は望遠鏡でかろうじて確認できる程度の明るさしかなかった。ところがその後、この彗星はごく短い間に急に増光(アウトバースト)し、もとの約40万倍という明るさになった。現在は肉眼でも容易に確認できる。同彗星は今なお拡大を続け、この大増光で色まで変化している。科学者たちは、この彗星の突然の変化に驚き、その原因について頭を悩ませている。正式には「17P/Holmes」として知られるホームズ彗星は、1892年に発見された(発見当時の写真は最後のページで紹介する)。科学者たちは、あと数週間のうちには大量放出されたガスが散逸し、現在の光度も失われていくと予測している。インドのビジネス誌The Economic Timesの報道によると、インドのコルカタ(カルカッタ)でUFOの観測報告があったが、それもこのホームズ彗星の大アウトバーストが原因だった可能性があるという。このホームズ彗星の写真は、Observatorio del NazasのEduardo Hernandez氏が10月26日に撮影したものだ。
 ホームズ彗星は、1892年11月6日に英国のアマチュア天文学者Edward Holmes氏によって発見された。Holmes氏は、アンドロメダ銀河(右上)を観測していたときに、この彗星(左下)を発見した。ホームズ彗星が発見されたのは、このときも同様のアウトバーストを起こして光度を増していたためで、数週間後には減光している。

 ホームズ彗星は、1892年11月6日に英国のアマチュア天文学者Edward Holmes氏によって発見された。Holmes氏は、アンドロメダ銀河(右上)を観測していたときに、この彗星(左下)を発見した。ホームズ彗星が発見されたのは、このときも同様のアウトバーストを起こして光度を増していたためで、数週間後には減光している。

提供:Edward Emerson Barnard

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