YUIの基本操作をおさらい

沖林正紀 2007年11月06日 19時19分

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 これまで、この連載ではYUI2.3で追加されたコンポーネントやLogReaderを紹介してきた。今回で最後となるので、YUIの基本である、DOMによるノードの取得やイベント処理をおさらいしておこう。

 YUIは、対応するブラウザ利用条件に配慮した上でご利用いただきたい。また、実行環境となるWebブラウザはJavaScriptを実行可能にしておかなくてはならないのはこれまでと同様だ。

ノード情報の取得と操作

 Ajaxアプリケーションでは、Webブラウザに表示した後のHTMLコンテンツに対してさまざまな操作を行う。そのためには、操作したいHTMLノードの情報を取得しなければならない。

 JavaScriptとYUIのそれぞれで、'ex1-div'というIDをもつノードの情報を変数nodeに代入する例を以下に示す。

JavaScript

  var node = document.getElementById( 'ex1-div' );

YUI

  var node = YAHOO.util.Dom.get( 'ex1-div' );

 そのノードの最初の子ノードを取得する例を以下に示す。JavaScriptではプロパティだが、YUIではメソッドとして実行するという違いがある。また、YUIでは子ノードがテキストの場合はデータを取得できない。

JavaScript

  var child = node.firstChild;

YUI

  var child = YAHOO.util.Dom.getFirstChild( node ); // 子ノードがテキストの場合は取得不可

 このようにYAHOO.util.Domクラスには、JavaScriptと競合するメソッドも存在するが、それだけではない。

 たとえばIDを持つノードのみ情報を取得する処理は以下のように記述できる。tagsには取得されたタグの配列が代入される。getElementsByメソッドの引数に関数が含まれているので複雑そうに見えてしまうが、この関数には、取得するノードを判別する処理が記述されている。

var tags = YAHOO.util.Dom.getElementsBy( function( elem ) {
               return ( elem.id.length > 0 );  // IDを持つタグのみ取得
           } );

 IDを持つタグのclass属性に'ex1-class'というクラス名を追加する処理は以下のように記述できる。第1引数は上記と同じだが、クラス名を追加する処理は第4引数の関数に記述されている。ちなみに第2引数にはタグ名、第3引数には取得処理を開始するノードを指定できる。

var tags = YAHOO.util.Dom.getElementsBy( function( el ) {
               // IDを持つタグのみ取得
               return ( el.id.length > 0 );
             }, null, null, function( el )  {
               // ex1-classをclass属性に追加
               YAHOO.util.Dom.addClass( el, 'ex1-class' );
             }
           );

 この他にも、ノード情報の取得や操作のために関数を利用するメソッドが多く存在するので、ドキュメントを参照して活用していただきたい。

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