マイクロソフトのFacebook株式取得に関するK・ジョンソン氏の内部メモ

文:Matt Asay(Special to CNET.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2007年11月07日 08時00分

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 Microsoftは、Facebookの時価総額150億ドルのうち少数株式の2億4000万ドル相当を取得した(この金額がFacebookの2006年の売上高より多いというのは興味深い)。Microsoftのプラットフォーム&サービス部門の担当プレジデントであるKevin Johnson氏は、以下のような内容の電子メールをMicrosoftの全従業員に送り、なぜこの株式取得がそれほどの成功なのかを説明している。

From: Steve Ballmer(電子メールの抜粋)
Sent: 25 October 2007 02:28
To: Kevin Johnson; Microsoft –全従業員へ(QBDG)
Subject: RE: Facebookとの提携

 今回の株式取得を手際よくまとめてくれたのはすばらしい仕事だった。


From: Kevin Johnson
Sent: Wednesday, October 24, 2007 2:04 PM
To: Microsoft –全従業員へ(QBDG)
Subject: Facebookとの提携

 本日、われわれはFacebookとの広告シンジケーション提携関係を世界規模に拡大したことを発表した。

 今回の取引は、Microsoftにとって大きな広告シンジケーションの勝利であり、当社の最大の広告パートナーから大きな信頼票を勝ち取ったことを意味する。世界のオンライン広告機会のシェアを今後も継続して成長させていくに従い(現在は400億ドル規模だが急速に成長している)、このような提携を通じたプラットフォームで広告量が増加することが当社の成功にとって鍵となる。

 本日、われわれはまたFacebookへ株式投資を発表したが、これは両社の提携関係の強さを示すものである。

 本日の発表は、いくつかの理由で大きな意義がある。

  • 広告主にとっては、今回の広告提携関係によってMicrosoftが、当社のプラットフォームと営業部隊を通して全世界のユーザーに広告を届けることができるワンストップショップを提供する能力を拡大することを意味する。
  • パブリッシャーにとっては、Microsoftが広告分野で長期的な技術改革と提携関係に本気で取り組むという、さらなる確証が得られることになる。当社はシンジケーションパートナーとともに今回の提携関係のように双方に利益をもたらす状況を求めている。
  • Microsoftにとっては、本日の発表はデジタル広告分野をリードするという長期の本格的な取り組みに向かって一歩前進したことを意味する。これは、FacebookやDiggやPiczoのようなその他のパブリッシャーによってすでに経験済みの勢いの上に築かれるものである。また、当社が有機的に作り上げてきた広告プラットフォームへの投資の上に、またaQuantive、adECN、ScreenTonic、Massiveなどの買収を通して築かれるものである。

 当社の広告ビジネスの構築に貢献してくれているすべての人に感謝したい。

 今回のような提携関係の成功の要因となった勢いは、社員の皆さんが作り上げてきたものである。ユーザー、広告主およびパブリッシャーにとって最高の広告プラットフォームやパートナーになることが当社の将来を左右する鍵である。

 ぜひともこの大きな勢いを失わないように維持していこうではないか。

 敬具


Microsoftプラットフォームおよびサービス部門担当プレジデント
Kevin Johnson

 これはMicrosoftにとって大きな成功であるが、正直なところFacebookをどうするべきなのか私にはまだわからない。FacebookをOutlook、Exchangeソリューションに統合すれば、ウェブサイトではなくて電子メールやインスタントメッセージングを介してコラボレートするより多くのユーザーにとって便利なものになるかもれしれない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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