Leopard解体新書--第6回:ファイル管理の可能性を切り開く「Quick Look」 - (page 3)

木下誠(HMDT)

2007-11-20 17:10

qlmanageで動作の確認

 qlmanageを使うと、サムネイル表示やプレビュー表示を確認することができる。たとえばターミナルで、「qlmanage -t 'ドキュメント名'」と打てば、サムネイルを表示することができる。-pオプションにすれば、プレビュー表示だ。同時に、どのプラグインを使っているのかも確認することができる。

qlmanageを使ったプレビュー表示 qlmanageを使ったプレビュー表示

 他にも、-mオプションで、登録されているQuick Lookプラグインの一覧を表示できたり、-gオプションで使用するプラグインを強制的に指定できたりなど、Quick Lookの動作を調べる際に便利な機能が色々ある。

Spotlightとの組み合わせで、新しいファイル管理を切り開く

 Quick Lookは、OS内部から見ると、Spotlightとともに語られることの多い機能だ。どちらも、ファイルのフォーマットに応じたメタ的な情報を取り扱い、プラグインアーキテクチャで動作する。

 アプリケーションを使わずにファイルの中身を検索できるSpotlightと、アプリケーションを起動せずにファイルの中身を確認できるQuick Look。これらを組み合わせることで、いままでのFinderとは違う、まったく新しいファイル管理システムができないか、と想像力を刺激されないだろうか?

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