Leopard解体新書--第7回:Core AnimationでCover Flowを体験 - (page 3)

木下誠(HMDT)

2007-11-26 17:54

Cover Flowを体験

 Core Animationの「華」といえば、やはりCover Flowだろう。Cover Flowも、サンプルを使って体験してみよう。

 Cover Flowのサンプルは、開発環境とともにインストールされる。/Developer/Examples/Quartz/Core Animation/CovertFlowになる。

 このフォルダにある、CovertFlow.xcodeprojをダブルクリックして開いてほしい。Xcodeが起動したら、「ビルドして進行」を選択する。

 これでサンプルが動作する。デスクトップピクチャをCover Flow表示するはずだ。画像が並び、底辺の写り込みも実現されている。マウスで動かすことはできないが、カーソルキーの左右で絵を動かすことができる。

サンプルによるCover Flow サンプルによるCover Flow

 実際に触ってみると、高速に動作はするのだが、Finderと比べると若干のぎこちなさを感じると思う。これは、FinderのCover Flowでは、アニメーションの変位がゆるやか曲線になっているのに対して、サンプルの方では直線的に変位するのが原因だ。この辺りに、Finderが徹底的に作り込まれていることがうかがえる。

 サンプルのソースコードは、それほど複雑ではない。腕に覚えのある方なら、これをもとに、Cover Flowするアプリケーションを作ってみてはいかがだろうか?

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