深刻度を色分け表示--脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」が刷新

吉澤亨史

2007-11-26 20:24

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は11月26日、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」をバージョンアップしたと発表した。今回のバージョンアップで、脆弱性の概要欄に画像情報を掲載できるようになり、脆弱性の問題点をより理解しやすくなっている。

 また、脆弱性の深刻度評価に採用している共通脆弱性評価システム「CVSS」による脆弱性情報の深刻度を色分けして表示するようになった。これにより、利用者が深刻度を一目で分かるようになっているという。トップページでの新着情報と更新情報の違いも明確にしている。

 トップページではまた、過去に新着情報として登録された情報のリンクも付加し、過去の情報を探しやすくしている。さらに、詳細検索機能を強化し、ベンダー名のみでも検索できるようになった。これにより、より柔軟な検索が可能になったほか、検索結果のソート機能も降順、昇順の選択が各項目で自由に行えるようになっている。

 JVN iPediaの脆弱性情報をRSS形式で提供する脆弱性対策情報の配信機能「JVNDBRSS」では、配信の種類を従来の「新着/更新情報」「年別情報」に加え、「新着情報」という新規に登録された脆弱性情報のみに特化したJVNDBRSSを用意した。より情報収集方法が多様化し、様々なニーズに応じた情報収集が可能になっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]