PS3 Linuxを年末年始にとりあえず動かしてみたい人向けインストールガイド - (page 4)

高橋美津

2007-12-28 23:46

4.インストール

 PS3を再起動すると、先ほどインストールしたブートローダーが起動する。既にこの段階からLinuxカーネルが動いていることが分かるだろう。

 初期化が完了すると、「kboot:」というプロンプトが表示されるので、ここで「install」と入力してEnterを押すと、Yellow Dog LinuxのHDDへのインストールが開始される。ちなみに、ここで「boot-game-os」と入力すると、PS3のシステムで再起動する。

 なお、Yellow Dog Linux 5.0.2のGUIによるインストールを行う場合には、モニタの解像度が720p以上必要だ。これ未満のモニタを接続していると、ここから先、画面が表示されなくなってしまう。その場合は、先ほどのプロンプトで「installtext」と入力すると、テキストモードでのインストールが可能になる。

 インストールが開始された後は、画面の指示に従って、作業を進めていくだけだ。

ps3linux-03 Yellow Dog Linuxのインストーラ起動中の画面。2つの犬のマークと、6つのペンギンのマークがなかなかカワイイ。(画像をクリックすると拡大表示します)

 インストーラも非常に分かりやすいものになっているため、特に迷うことはないだろう。

ps3linux-04 起動したYellow Dog Linuxのグラフィカルインストーラ。対話式の非常に分かりやすいものだ。(画像をクリックすると拡大表示します)

 ただ、インストール準備の途中で3回ほど、ちょっと「コワい警告」が出る部分がある。具体的には、「インストール先ドライブの初期化」「パーティションの削除」「スワップ領域の作成」の3つに関するものだが、これらについてはすべて「はい」と答えてしまって問題ない。

ps3linux-05 ちょっとビビる警告その1。「全てのデータを喪失しますがこのドライブを初期化しますか?」。迷わず「はい」。(画像をクリックすると拡大表示します)
ps3linux-06 ちょっとビビる警告その2。「本当にすべてを削除しますか?」。「はい」。(画像をクリックすると拡大表示します)
ps3linux-08 ちょっとビビる警告その3。「よろしいですか?」。「はい」。(画像をクリックすると拡大表示します)

 また、管理者用のパスワードなども設定を求められるので、忘れないようなパスワードを入力しておこう。

 インストールの初期設定が終わったら、画面にインストールの進捗状況を示すプログレスバーが表示されるので、終わるまでひたすら待つ。筆者の環境では、完了まで約1時間ほどかかった。

 無事、インストールが終了し、画面に完了の表示が出たら、インストールディスクを取り出し、改めて再起動しよう。再起動後には、HDDにインストールされたYellow Dog Linuxが起動する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]