損保ジャパンの次世代基幹系オンライン基盤システムを共同開発--MS

田中好伸(編集部) 2008年01月07日 17時14分

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 マイクロソフトは1月7日、損害保険ジャパン(損保ジャパン)と共同で、損保ジャパンの次世代の基幹系オンライン基盤システムとして「次期オンライン基盤システム」を開発したことを発表した。

 損保ジャパンは従来から、社内や代理店などの外部パートナー向けのウェブアプリケーションの稼働環境としてWindows Serverをベースとした、ミドルウェア群やアプリ開発・運用に関連したインフラとして「オンライン基盤システム」を運用。今回の次期オンライン基盤システムは、新しい技術を取り入れて全面的に刷新、2007年11月から稼働を開始している。

 次期オンライン基盤システムの目的としては、(1)サービス指向アーキテクチャ(SOA)を前提とした設計をすることで、外部連携や社内業務プロセスの可視化に対応できる拡張性を確保、新しいビジネスモデルへの柔軟な対応を可能にする、(2)アプリケーションの開発生産性・品質・信頼性の向上を図る仕組みを強化することで、開発者にかかる負担を減らして、本来の業務に注力できる環境を整備する、(3)ウェブアプリに加えて、操作性の高いリッチクライアントを業務特性にあわせて使い分けできる基盤を提供する、(4)すべてのシステムを統一された基盤に集約することで、開発・運用保守のコストを削減する、(5)「.NET Framework」を採用することで、OSのバージョンアップでもたらされるアプリケーションへの影響を減らし、アプリケーション寿命の長期化を図り、その結果としてのコスト削減効果やアプリケーション開発の新規案件への集中が可能にする――としている。

 次期オンライン基盤システム上で稼働する業務アプリケーションとしては、保険金支払いシステム、コールセンターシステムを開発しており、2007年度内にサービスを開始する予定だ。2008年度以降、営業向けシステムや代理店向けシステムの開発・展開を順次行う予定としている。

 次期オンライン基盤システムでは、Windows Serverのほかに、データベースとして「SQL Server 2005 Enterprise Edition」、開発ツールとして「Visual Studio 2005 Team System」などのマイクロソフト製品を全面採用している。

 また、マイクロソフトのエンタープライズサービス部門であるマイクロソフト・コンサルティング・サービス(MCS)が、企画段階から全行程にわたって全面的にプロジェクトに参画、損保ジャパンの情報システム子会社である損保ジャパン・システムソリューションなどと連携して、開発を進めた。次期オンライン基盤システムの中核機能であり、開発生産性やアプリケーション品質を高める基盤フレームワークの開発では、MCSが直接、設計・開発を担当した。

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