注意!
燃え尽き症候群に注意せよ
オーバーアチーバーは燃え尽きてしまう危険性が高い。彼らは仕事をしているときにいとも簡単に時間の感覚を失ってしまう。これは心理学でいうところの「フロー」という状態であり、仕事に没頭するあまり夢心地の高揚した心理状態になることを指す。しかし、誰だって1日12時間も仕事をしていては、夢見心地の状態も悪夢に変わりかねない。「彼らに、もう午後8時だ、君が仕事を始めてからすでに12時間たっており、君はすでに多くのことを達成していると教えてやることだ」とLycosのKosak氏は言う。「今日はもう切り上げて、仕事を完了させるのは明日にするように告げることだ」。それでも彼らが退社しないようであれば、基本原則を策定して会社の方針を思い起こさせてやることだ。多くの会社では一般に従業員が社内にいられる時間を決めている。
オーバーアチーバーをチームプレーヤーに変える
目的:オーバーアチーバーがチームに溶け込んで貢献できるように支援する
オーバーアチーバーは身動きが取れなくなるのを避けるために(ときには称賛を独占するために)一般に単独で仕事をすることを好む。また他の従業員も、オーバーアチーバーが過度に批判的であったりせっかちだったりする場合には、そうしてもらった方が助かると思うかもしれない。しかし、共同作業が不可欠な場合もある。以下に両者を橋渡しする戦略を紹介する。
オーバーアチーバーが他人の話を聞き、問題解決を他人と分かち合うように指導する。「オーバーアチーバーは他人を遠ざける傾向がある」とInBoxerの共同創設者兼CEOであるRoger Matus氏は言う。「彼らのことをよく知らないと、最初は怖い人だと思うかもしれない」。Matus氏は、オーバーアチーバーと他の従業員が力を合わせて問題解決に当たるようにしむけることによって協力関係を築くことを推奨する。両者を同席させて、互いにどのようにその問題を解決するつもりなのかを相手に尋ねさせるのだ。問題解決の技法を共有することによって相手に対する敬意が生まれる。オーバーアチーバーはチームの他のメンバーも良いアイデアを持っていることを学び、他の従業員も自分の考えを聞いてもらえることに感謝する。