トランスメタ、調査投資会社Piper Jaffrayに協力を依頼--買収提案を受け

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2008-02-08 13:50

 チップ設計会社のTransmetaは米国時間2月7日、主要株主であるRiley Investment Managementからの一方的な買収提案を検討するためにPiper Jaffrayの協力を確保したと発表した。

 「Transmetaの取締役会は株主価値を高めることに注力している」とTransmetaの最高経営責任者(CEO)であるLes Crudele氏は声明で述べている。「その使命の一環として、当社では助言を提供してくれる人的資源の拡充に取り組んでおり、Piper Jaffray & Co.をチームに迎えることができたことを喜ばしく思っている」(Crudele氏)

 Transmetaは1日、Riley Investment Managementが現金による1株あたり15.50ドルの買収提案を一方的に提示してきたことを公表した。この動きは取締役会の再編成を求めていた12月の要求に基づくものであるとReutersは報じている。

 Transmetaの6.6%の株式を保有するRiley Investmentはまた、買収提案の評価を8日までに完了するように要求した。しかし、Transmetaはそのスケジュールに合わせることはできないだろうと述べた。

 Rileyの買収提案は1日の市場が開く前に発表され、これによってTransmetaの株価は約3%と小幅な値上がりをしてその日は1株あたり13.94ドルを付けた。

 しかし、買収提案がなされた先週から比較するとTransmetaの株価はやや値下がりして7日早朝の取引では13.89ドルになった。

 Transmetaの株価は、10月末にIntelと2億5000万ドルで和解したと発表した後で大きく値上がりした。この発表を受けて株価は前日終値の1株あたり4.18ドルから13.93ドルに急騰した。

 Transmetaはパートナーからも多少の財政的な支援を受けている。2007年7月、同社はAdvanced Micro Devicesから750万ドルの出資を受けたと発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]