データセンターをデリバリセンターに進化させる--シトリックスの最新仮想化戦略 - (page 2)

山下竜大(編集部)

2008-02-13 20:46

仮想/物理サーバのプロビジョニングを実現

 シトリックスはまた、サーバ仮想化製品の最新版「Citrix XenServer 4.1」および新しいエディションである「Citrix XenServer Platinum Edition」も発表した。

 Citrix XenServer 4.1は、50以上の新機能が搭載されたほか、使いやすさやパフォーマンスが向上し、ストレージサポートも拡張されている(NetAppをサポート)。また、Citrix XenAppをホストする場合のパフォーマンスの最適化も強化されている。

 シトリックスのマーケティング本部 プロダクトマーケティング担当部長である竹内裕治氏は、「経営効率の向上やコスト削減を目的にサーバ仮想化の重要性が高まっている。ただし急激に仮想化が進展しているわけではない。ガートナーの調査では、2007年に全体の6%の仮想化環境は2010年に14%と報告されている。残り80%以上の物理サーバをいかに効率化するかが差別化のポイントになる」と話す。

 「そこで有効になるのが、Citrix XenServer Platinum Editionだ」と竹内氏。同製品は、Citrix XenServer Enterprise Editionにプロビジョニングの機能を搭載したXenServerの最上位製品。無制限の仮想サーバと3台までの物理サーバにおけるワークロードを最適化することが可能。ダイナミックなプロビジョニングを実現する

 Citrix XenServer 4.1は、2008年第1四半期にリリースを予定。Citrix XenServer Platinum Editionは、その後のリリースされることになっている。

シトリックスの竹内氏 「XenServerは、XenSource買収から90日間で、3万以上のライセンスがダウンロードされている」と話すシトリックスの竹内氏。

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