NCR iTRAN Image Tracは、1分間にA4用紙374枚の処理スピードを実現した業務用イメージスキャナーで、あらゆる種類の帳票を混在させたまま一括で読み取り、処理することが可能。リアルタイムに帳票、バーコード、OCR認識を行ない、データ処理、イメージ処理、現物処理を実現する。
日本NCRでは、口座振替依頼書、保険請求書(レセプト)、保険/ローン/カードなどの申込書、宅配伝票、ギフト券、ビール券などの商品券、航空チケット、パスポート申請などの写真付書類、税公金支払伝票、郵便物の処理など、幅広い分野での利用を見込んでいる。
また、NCR/Kinetics Xpressホテルソリューションは、KIOSKターミナル「NCR EasyPoint」とセルフチェックイン/チェックアウト、フライトチェックインなどの機能を提供する「Xpressアプリケーション」で構成されるホテル向けソリューション。クレジット決済機能やPMS(プロパティマネージメントシステム)とも連動できる。2008年4月より販売の開始を予定している。
NCR RealGate Paymentパッケージソフトウェアは、クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、非接触ICカードなど、POSでの多彩な決済手段を実現。決済情報漏えい防止を目的にグローバル情報セキュリティ基準にも準拠する予定となっている。2008年7月より販売の開始を予定している。
さらに、非接触ICペイメント端末 ViVOtechは、日本で主流のFelica型ICカードの読み書きに加え、海外で主流のMifare型ICカードにも対応するほか、次世代のICカードインターフェースである「NFC(Near Field Communication)にも対応する。同日より、パートナー向けに販売が開始されている。
モバイルソリューションは、複数のキャリアに効率的に対応するモバイルコンテンツの自動変換ソリューション「MShift」や携帯電話向けモバイルバンキングプラットフォーム「mFoundry」を提供する。同日より、ハートナー向けに販売が開始されている。
そのほかエンターテイメントソリューションとして、米国本社が買収したTouch Automationの映像コンテンツセルフサービスソリューションターミナル「NCR Xpress Entertainment」の提供も計画中。同端末は、1000枚のDVDを収納可能で、映像コンテンツの販売やレンタル業務の効率化を実現できる。
三森氏は、「NCRのビジョンは、相互に最適な状態で接することができ、相互に密接につながり、適切にビジネス処理が行われる社会や世界の実現をリードすることだ」と話している。