IDSシェアー、Flash技術を採用したビジネスプロセス評価ツールの新版を発表

CNET Japan Staff

2008-03-14 17:57

 IDSシェアー・ジャパンは3月14日、ビジネスプロセス評価ツールの最新版「ARIS Process Performance Manager 4.1」(ARIS PPM 4.1)の提供を同日より開始すると発表した。新バージョンでは、Adobe Flash/Flex技術を採用した新モジュール「ARIS Performance Dashboard」が加わり、表現力、操作性、柔軟性が向上したという。

 ARIS PPMは、業務プロセスのパフォーマンスをモニターし、総合的な評価や分析を行うための製品。既存のCRM、ERPといった業務システムで入出力されるデータを抽出し、それをもとにビジネスプロセスのフローを生成できる。このビジネスフローを、財務指標や生産性指標にひも付けることにより、その指標を悪化させる要因となったプロセスとボトルネックを特定、検証することができる。同社では、ARIS PPMを、一般的なBI/EPMツールを業務プロセスの観点で補完する製品と位置づけている。

 新しくなった「ARIS Performance Dashboard」は、経営層が企業のパフォーマンスを業務プロセスの観点で把握するための機能を提供する。Adobe Flash/Flexのテクノロジーをユーザーインターフェースとして採用することにより、より幅広い層のユーザーが詳細な情報を得られるようになったという。さらに新バージョンでは、レポーティングとリスク管理に関する機能が強化された。レポーティングについては、より柔軟なレイアウトやRTF、Excel形式での出力が可能になったほか、プロセス上の特異点や逸脱値をより柔軟に設定できるよう、例外監視機能が強化されている。

 同社では、ARIS PPMについて、今年度中に1億円の売り上げを目指すという。

ARIS PPM ARIS Process Performance Manager 4.1に含まれる「ARIS Performance Dashborad」では、Adobe Flash/Flex技術が採用され、ユーザビリティが向上した。

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