インテル、ついに低価格ノートPC「Classmate PC」の最新仕様を正式発表

文:Erica Ogg(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟

2008-04-04 07:59

 より大型のディスプレイ、より容量がアップしたHDD、ウェブカメラの搭載などが顕著な特徴となる「Classmate PC」の最新バージョンが、上海で開催されているIntel Developer Forum(IDF)で、現地時間4月3日に発表された。

 ここ2週間ほどは、「2go PC」を始めとするさまざまな名称が表示されて、Classmate PCに非常によく似たノートPCの不鮮明な画像などが、ブログ上に度々登場していた。だが、2go PCは、Computer Technology Link(CTL)が製造する、(Classmate PCの)1つのバージョンに過ぎない。

Classmate PC Classmate PC
提供:Intel

 Intelは、「ネットブック」と同社が呼んでいるコンピュータカテゴリのClassmate PCの基本的な設計を手がけ、各地域のメーカーが独自のアレンジを加えていくことになっている。

 (Classmate PCの)最新バージョンは4月中に販売が開始され、9インチのディスプレイと30GBのHDDを搭載する。販売価格は、300ドルから500ドルの間に設定される予定である。この価格帯は、Classmate PCの主要な対抗機種となる、One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトの「XO」ノートPCよりも少し高くなる。XOは200ドル未満であり、主に開発途上国の学生向けに販売される。

 最新Classmate PCの価格は、小型軽量ノートPCとして人気を博しているAsusの「Eee PC」と、真正面から対抗する形になる。Asusは発表当初より、Eee PCが子供たちを対象にしており、必ずしも新興国のみが対象ではないことを明らかにしてきた。(Classmate PCの最新バージョンの)より大型のディスプレイ、より大容量のHDD、より高額の価格設定は、いまやIntelも、メインストリームの西洋市場を狙っていることを示唆するものとなっている。

 新しい9インチモデルのClassmate PCの詳細レビューは、こちらのCNETの記事を参照してほしい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]