マイクロソフト、オープンソース担当チーフにS・ラムジ氏を起用

文:Matt Asay(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-04-10 13:22

 Microsoftのオープンソースソフトウェア研究所でディレクターを務めていたSam Ramji氏が、約120人からなる同社のワールドワイドのオープンソースおよびLinuxチームを率いることとなった。

 同氏は、新しい役割として、研究所の監督を続けるほか、社内(さらには業界内)でより戦略的な役割を持つようになる。

 筆者はRamji氏と数年の付き合いがあり、同氏に好意的であるし、尊敬もしている。しかし、筆者と同氏には意見の相違もある。同氏が活動的なオープンソース支持者である一方で、(Microsoftに賛成か反対かという)つまらない論法には簡単に動じないということについてである。同氏は先ごろ筆者に対し、UbuntuでCrossOver(WINE)を使ってOffice 2003やWorld of Warcraftを稼働していると語った。同氏はオープンソースに好意的な背景を持っている。

 Ramji氏の昇進はMicrosoftにとって良いことである。また同氏は、Microsoft内部にいる信頼できる熱心なオープンソース支持者なため、これはオープンソースにとっても良いことだ。同氏は商用およびコミュニティーベースのオープンソースプロジェクトで昇進した。オープンソースの古くからいる支持者たちの何人かから、同氏に対する称賛の声を聞いた。

 建設的な会話を始めよう(もしくは続けよう)ではないか。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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