「ITとビジネスは不可分な関係にあるが、現状、ITに対する投資は8割が運用管理に回され、ビジネスの革新に用いられるのは残りの2割。この投資比率は逆転されねばならず、マイクロソフトでは、“Dynamic IT”というビジョンを、その実現のための戦略として位置づけている」(Raikes氏)
「MSは、IT技術者を心から応援しています」
マイクロソフトが、この戦略を推進していくにあたって、最も重要な役割を果たすと考え、訴求を強めようとしているのが、現場で日々、システム構築、開発、運用管理に携わっている「IT技術者」たちである。
今回のthe Microsoft Conferenceにおける基調講演のタイトルは「HEROES happen{here}」。これは「ヒーローは、ここにいる」あるいは「ヒーローは、現場で生まれる」と訳されるのだが、マイクロソフトは、ここでいう「ヒーロー」を、仕事としてITに携わる現場の担当者たちであるとする。
基調講演では、合併したばかりのあるコーヒーチェーンを想定し、システム管理、ウェブ開発、マーケティングの各シナリオの中で、マイクロソフトの新製品群が、いかに「ヒーロー」の活躍をサポートできるかについてのデモンストレーションを行い、来場者にアピールした。
the Microsoft Conference 2008は、4月15、16日の東京会場を皮切りに、名古屋(5月20日)、大阪(5月29日)でも開催が予定されている。