サイベースとアイエニウェア、自然言語による分析が可能なBIソリューションを発表

CNET Japan Staff 2008年05月01日 21時33分

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 サイベースとアイエニウェア・ソリューションズ(アイエニウェア)は5月1日、両社の製品を組み合わせ、自然言語を利用してビジネスデータの分析を可能にするBIソリューションの提供を6月より開始すると発表した。

 このソリューションには、サイベースの高速クエリエンジン「Sybase IQ」と、アイエニウェアの自然言語を解釈するミドルウェアプラットフォーム「Answers Anywhere」および導入支援コンサルティングが含まれる。

 サイベース、マーケティング本部本部長の冨樫明氏は、このソリューションについて「既存のBIツールは、分析の担当者ではない一般のユーザーにとって使いにくく、さらに、アドホック分析を行いたい場合の制約も多い。アドホック分析でも高性能を発揮するSybase IQと、自然言語の分析が可能なAnswers Anywhereを組み合わせることによって、企業内のあらゆる層のユーザーが“欲しいデータを簡単に”入手するためのソリューションである」と説明する。

 このソリューションの導入によりユーザーは、たとえば顧客情報が格納されたSybase IQのデータウェアハウスに対して「過去3カ月で買い物金額が多い順に20名」といった自然言語によるクエリを入力することによって、必要なデータを直接参照できるという。

 Answers Anywhereにおける自然言語処理の技術は、九州大学大学院システム情報科学研究員知能システム学部門雨宮研究室での研究成果のひとつである「AAOSA」および「AAOSA Parser」がベースとなっている。複数のエージェントが学習および協調しつつ、文章解析、文脈追跡、推論といった動作を行い、このソリューションでは解析結果のXMLからSQL文を生成する。

 自然言語によるクエリに対する分析結果から最終的にSQLを発行するため、「業務アプリケーションから抽出したデータに対してインデックスを生成し、それに対して検索を行う」という、いわゆるエンタープライズサーチ的なアプローチとは性格が異なる。担当者によれば、このSybase IQとAnswers Anywhereの組み合わせによるソリューションでは、実際のデータに対するエンドユーザー向けの分析機能を、より素早く導入でき、ユーザーの利用動向を見ながら柔軟に機能を拡張していける点がメリットになるとしている。

 参考価格は2940万円(Sybase IQの2CPUコアライセンス、Answers Anywhereの1CPUライセンス、導入支援コンサルティング1.5カ月分)より。

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