オープンソース検索エンジン「Wikia Search」、検索結果の編集機能を追加

文:Rafe Needleman(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、高森郁哉

2008-06-04 10:12

 Wikiaが米国時間6月3日午前、物議を醸している検索エンジン「Wikia Search」に、画期的な機能を追加した。

 同日提供開始されたこの新機能により、Wikia Search上で検索した結果が十分でないと思われる場合に、ユーザーが検索結果を編集できる。あるユーザーが加えた修正は、そのユーザーが実行する検索の結果だけでなく、全ユーザーによる検索の結果に反映されることになる。

 Wikia Searchは、マシンでインデックス化された約3000万ページの小規模なサブセットで立ち上げ、これをベースにユーザーが検索結果を拡充できるようにする。Wikia(およびWikipedia)の共同創設者であるJimmy Wales氏は、ウェブを「すべてクロールしたものとは言い難い」ことを認めているが、これは出発点だ。

 Wikia Searchでユーザーが行える編集は広範囲にわたっている。検索結果ページで、その検索結果の順位があまりに低い、あるいは高いと思ったら、ユーザーが評価をつけて検索結果の順位に影響を及ぼすことができる。検索結果を完全に削除することも、新たな検索結果を手作業で追加することも可能だ。また、検索結果のテキストの書き換えも可能で、検索結果にコードを追加すること(たとえば、Googleの「サイト内検索」のように、サイト指定検索用の検索ボックスを結果ページに挿入するなど)もできる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]