AMD、ノートPC向けプラットフォーム「Puma」をリリース

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、長谷睦、編集部 2008年06月05日 11時59分

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Advanced Micro Devices(AMD)は、今回こそ、予定通りに主要製品をリリースする準備が整った。さらには少しばかりの幸運にも恵まれている。

 あらゆるタイプのノートPCメーカーが、AMDのノートPC向けプラットフォーム「Puma」をベースとするマシンの発売準備を進めている。Pumaは、新しいプロセッサ、モバイルチップセット、AMDの提携企業のワイヤレスチップから構成されている。正式発表は、台湾で開催されている台北国際コンピュータ見本市(Computex Taipei 2008)で現地時間6月4日に行われた。正式発表前の段階で、AMDのモバイル・ビジネス担当ディレクターBahr Mahony氏は、Acer、Dell、Hewlett-Packard、東芝といったメーカーが今後数週間以内にPuma搭載ノートPCを発売すると発言している。

 これらのノートPCが無事に出荷されるとすれば、Pumaは、技術上の深刻な問題にぶつかってリリースが約1年遅れたサーバ向け4コアプロセッサ「Barcelona」(開発コード名、製品名は「Quad-Core AMD Opteron」)と比べて、はるかに良い形で登場することになる。しかも、ライバルのIntelは現在、(少なくともこの2年で言えば)珍しく、ノートPC向け製品シリーズに生じた問題に苦しんでいる。IntelのノートPC向けプラットフォーム「Centrino 2」(開発コード名「Montevina」)は、チップセットの問題が理由でリリースが数週間遅れる見通しで、米国の新学年に向けた重要な需要期を控え、同社の業績に響きかねない事態となっている。

 AMDの新しいプロセッサ「Turion X2 Ultra」は、同社では初の、モバイル専用に設計されたプロセッサだ。旧バージョンの「Turion」プロセッサは、消費電力こそ少ないものの、基本的にはOpteronと同じ設計だった。しかし、モバイル性が重視されるようになった現在では、PC市場もデスクトップからノートPCへの移行が急激に進んでいる。これまでの同市場では、ノートPC向け製品「Centrino」と広告キャンペーンが功を奏し、Intelが有利な立場に立ってきた。

 今回、AMDは、プロセッサへの電力供給システムのほか、プロセッサのメモリコントローラがシステム内でデータをやり取りする方法も変更している。これには、Barcelonaから導入された、コアの速度を個別に変えられるスプリットパワープレーン設計を利用していると、Mahony氏は説明する。また、プロセッサとメモリの重要なリンクを処理するメモリコントローラも、モバイル環境に適した形に調整されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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