日本HP、NonStopブレードシステムで「メインフレームユーザーにもブレードを」

藤本京子(編集部) 2008年06月25日 18時47分

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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月25日、同社が提供する無停止型サーバ「NonStop」シリーズをブレードシステムに統合した「HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem」(NB50000c)を発表した。

松本氏 日本HP 執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括 松本芳武氏

 HPでは、2006年6月に「HP BladeSystem c-Class」を発表して以来、さまざまなクラスのサーバをブレードシステムに統合してきた。日本HP 執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括の松本芳武氏によると、発表当初より米国本社の幹部が将来的にはNonStopもブレードシステムシリーズの一部となることを視野に入れた発言をしていたという。「c-Classの設計時点で、このフォームファクタに何でも入れることを想定していた」と松本氏は話す。

 こうしたブレードシステム戦略により、2007年の国内におけるx86ブレードサーバ市場で日本HPは台数シェア1位を獲得している。ただ、松本氏は「1位とはいえ日本のシェアは29.1%に過ぎない。ワールドワイドではシェアが40%に上っており、国によっては50%を超えることもある」としており、NonStopをブレード市場に投入することでシェアを拡大させたい考えだ。

 というのも、国内ではまだメインフレームを採用したシステムが多いため、新製品のNB50000cでメインフレームからの移行を促すことができると見ているためだ。「NonStopにはメインフレームクラスの信頼性があり、4080論理プロセッサまで拡張可能とスケーラビリティも高い。こうした利点に加え、ブレードシステムの特徴であるコストパフォーマンスの高さや省スペース性、エネルギー効率の良さを理解してもらうことで、新しいユーザーにもアプローチできる」と松本氏は言う。

 もちろんNB50000cは、新しいユーザーの取り込みだけでなく既存のNonStopユーザーもターゲットとしている。従来のNonStopサーバに比べ、ブレードプラットフォームとマルチコアCPUを採用したNB50000cは約50%の設置面積で2倍の性能を達成しているという。また、新旧のI/Oサブシステムを継承し、アプリケーションはバイナリ互換およびソース互換によって既存の資産を生かすようにしている。

 NB50000cの価格は7875万円(税込み)からとなる。日本HP テクノロジーソリューション営業統括 NonStopサーバ事業本部 本部長の浅野勉氏は、今年度の販売目標として「NonStopシリーズの約30%はブレードシステムを販売したい」と述べた。

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