プラス面では、3人の記者は全員、内蔵の「iPod」機能、電話機能の両方で、iPhone 3Gの音質は劇的に向上したと考えている。全員、iPhoneにインストールされる新しいアプリケーションに夢中になっており、Pogue氏は、「とりわけ、iPhoneはすばらしい携帯ゲーム機になる」と書いている。そしてもちろん、3GネットワークでのウェブページのダウンロードはEDGEネットワークよりもずっと高速だ。
では、最終判断はどうだったのだろうか。
Pogue氏:「結論として、iPhone 3Gはすばらしいアップグレードだ。最先端のテクノロジに対応しているだけではない。新規購入者はおおむね満足するだろう。しかし、初代iPhoneを過去のものとするほど優れているわけではない。本当にすごいのは、iPhone 2.0ソフトウェアと『App Store』だ。どちらも、新しいiPhoneを購入する必要はない。この新しい工夫は、(製品の買い替えを促す)意図的な旧式化という陰謀説を唱える人、そして2007年に行列に並んだ人たちにとって、新鮮な驚きとなるだろう」
Baig氏:「わたしの欲しいものすべてが新しいデバイスに組み込まれたわけではなかったが、AppleはiPhone 3Gで性能を改善した。わたしは熱烈に支持する」
Mossberg氏:「価格が下がるまで、あるいは高速ネットワークが利用できるようになるまでiPhoneを買い控えていた人は、利用料金の値上がりとバッテリ駆動時間の短縮を我慢できれば、思い切って購入してはどうか。そして、iPhoneは好きだが、データ速度の高速化を強く望んでいた既存のiPhoneユーザーも同様に購入してみてはいかがだろう。しかし、すでにiPhoneを所有しており、たいていはWi-Fiを使ってデータ通信を行えるのであれば、しばらく待って、無料のソフトウェアアップグレードを手に入れてから、新しいハードウェアを手に入れる価値があるかどうか判断するべきだろう」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ