リバーベッドとInfoblox、WAN高速化アプライアンスにDNS/DHCPを“仮想搭載”

田中好伸(編集部) 2008年07月10日 19時55分

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 リバーベッドテクノロジーとInfobloxは7月10日、リバーベッドのWAN高速化アプライアンス「Steelhead」に、DNS/DHCPなどのコアネットワークサービス機能を“仮想化ソフトウェアアプライアンス”として提供することを発表した。

 Steelheadは、本社・データセンターと拠点・支店の両端に設置して、WANの使用状況を効率化させるアプライアンス。WAN回線の帯域幅が不足したり、データの大容量化でメールやアプリケーションの反応速度が遅延したりする状況を改善することができる。

 このSteelheadeに搭載されている基盤ソフト「Riverbed Optimization System (RiOS)5.0」では、「RiOS Services Platform」(RSP)と呼ばれる仮想化基盤を搭載している。RSPでは、RiOS上でパーティションを分けて、仮想化ソフトウェアアプライアンスという形でソフトウェアを追加することができる。

 今回、Steelheadに搭載されるのは、Infobloxが提供する「Infoblox NIOS for Riverbed Steelhead Appliances」。DHCPサーバやIPアドレス割り当て・管理(IPAM)、DNS、RADIUS(認証)、ファイル配布(FTP/TFTP/HTTP)などの機能がSteelheadから提供されることになる。

 Steelheadは、拠点や支店などの遠隔オフィスと本社・データセンターのWANの両端に置くことで、WAN越しのアプリケーションの速度と性能を向上させることができるが、同時に遠隔オフィスでのITインフラを統合するという効果をもたらすことができる。

 だが、この時に注意しなければならないのは、WAN回線が遮断してしまうと、IPアドレスが払い出しが停止すると同時にIPアドレスでの名前の解決ができなくなってしまったり、ローカルサーバにも接続できなくなってしまったりという状況が起こりうるということだ。

 Steelheadから、DNS/DHCPの機能を提供できれば、WAN回線が遮断されてしまっても、遠隔オフィスからネットワークを利用できるようになる。リバーベッドでは、この措置によって、“Local Survivability”(遠隔オフィスでのサービスの継続性)を保持できると説明している。

 リバーベッドでは、この遠隔オフィスでのサービスの継続性を向上させるためとして、「今後ウイルス対策などのセキュリティ機能をSteelheadに追加搭載することを考えている」と説明している。この場合も、Steelheadに搭載されるセキュリティ機能は、仮想化ソフトウェアアプライアンスという形式になる。

 Infoblox NIOS for Riverbed Steelhead Appliancesは、リバーベッドとInfobloxの両社から提供される。8月4日から両社のパートナーから販売される。参考価格は、IPアドレスの上限が60までの場合で59万9000円となっている。

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