DefenderとLive OneCare:無用の長物かパフォーマンス強化ウェアか

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008年08月04日 08時12分

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 アンチスパイウェアツールの「Windows Defender」やセキュリティおよび管理サービスの「Windows Live OneCare」といったMicrosoft製品は、PCにプレロードしてほしくない「クラップウェア(不要なソフトウェア)」とパフォーマンスを強化するツールのどちらだと思うか?

 Microsoftがさらに優れたエンドツーエンドユーザー体験を提供するためにPCパートナーにどのような調整を推奨しているかに関して、MicrosoftのOEM部門の広報担当者との間で今週電子メールを取り交わしたが、そこから筆者は、Microsoftが同社製品の一部を、不要なソフトウェアを取り除くものとして宣伝していることを知った。とくに、Microsoftはパートナーや顧客に対し、Windows DefenderとWindows Live OneCareはPCをクリーンアップし、その動作と速度を向上させるために使うことができると伝えている。

 同Microsoft広報担当者から受け取ったメッセージの一部は以下の通りである:

 「Windows VistaとWindows Live OneCareの両方とも…PCパフォーマンスを改善する新たな革新技術を提供するものであり、定期的に利用しないようなアプリケーションをオフにし、取り除くのを容易にする。

 「*Windows Vistaの顧客はWindows Defenderを使って、起動シーケンスの一部としてローンチするプログラムをオフにすることができる。多くの人がWindows Defenderはスパイウェアから保護するためのものと考えているが、それだけでなく、ここで概説するようなPCパフォーマンス管理を助けるものでもある。

 「*Windows Live OneCareも同様に、そのStart Time Optimizerサービスを使って、プログラムをオフにすることができる。またこれはそこからさらに一歩進み、スタートアップアプリケーションをモニターし、頻繁に使われていないものがどれであるかを検出し、そのリストをユーザーに提示するとともに、そのうちどのプログラムを無効にするかを選べるようにしている。同ツールはこれを継続的に行うために、提示する内容は顧客の使用習慣の変化に応じて、時間とともに変化することもある。さらなる詳細はここにある。

 「OneCareだけを見る限りでは、顧客の80%がこのオプションを提示されると、望まない、または使用していないファイルを除去する選択をしている、そして通常はStart Time Optimizerのセッション1回あたりで2つのアプリケーションを除去している。ただしこれは時間の経過やコンピュータの使い方によって変化する。」

 Microsoftは米司法省により提起された独占禁止法訴訟の結果もたらされた同意判決の要旨に従い、PCメーカーに対する影響力の境界線を踏み越えないように慎重を期しているが、同社はPCメーカーに対し、WindowsがプレロードされたPCを調整、出荷する方法に他にも変更を加えるように推奨している。その目指すところは:箱から取り出してすぐに、どのように動作するかという意味で、Windows PCをもっとAppleのようにすることである

 新しいPC所有者にとってDefenderやOneCareのような製品には価値があると思うか?それともユーザー(やベンダーの一部)が抵抗している「クラップウェア」と同類だと考えるか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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