MS、小売店に「Windowsグル」を配備する計画

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008年09月08日 04時19分

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 Microsoftが3億ドルをかけた消費者対象のイメージ刷新キャンペーンの広告第1弾を放映した翌日、同社はまもなく予定しているほかのWindowsブランドイメージ改善計画をいくつか明らかにしている。

 Microsoftはブリック・アンド・モルタルのMicrosoftストアはオープンしない。そのかわり今年のホリデーシーズンに、Microsoftが訓練する「Windowsグル」を150人ほど採用し、BestBuyやCircuit Cityといった小売店に配備し、Windows、Windows Liveサービス、そしてWindows Mobile PCやデバイスの機能の説明を助ける予定である。このグルたちは「Nordstromの『パーソナルショッパー』のモデルのように、PC購入者を助け」、そして実際の販売というより、顧客に情報を与え、サポートすることに焦点が当てられている」とMicrosoftは述べている。

 Microsoftはまた、Windows.comのウェブサイトを刷新して、顧客が「専門用語」を必要とせずに技術的な支援をもっと簡単に受けることができるようにするデザインを刷新したWindows.comサイトはすでにオンラインとなっている。そしてレドモンドのMicrosoft本社キャンパスでは、同社はそのRetail Experience Centerを、「消費者がPCを選択、購入する際に、Windowsブランドを小売店でどのように体験しているか」について理解を深めることを意図した、より大きな研究施設の一部であると謳っている。

 米国時間9月4日、Microsoftは「ユーモアと軽いタッチを使った」継続的なコマーシャルシリーズになると宣伝しているCMの第1弾を放送した。最初のスポットは、MicrosoftのBill Gates会長とコメディアンのJerry Seinfeld氏が主役となっているが、本ブログおよびウェブ上のほかのサイトにおける多くのコメンテーターが難解すぎて面白くないと酷評している。MicrosoftのCMを見ているということに全く気がつかなかったと言う人たちもいた。

 もし疑問に思っているなら、Microsoftが新しいマーケティングキャンペーンで成し遂げようと考えていることはこうである。最初の広告が放映された後にMicrosoftが発出した報道資料だ:

 「9月4日、Microsoft Corp.は同社の歴史上最大の消費者マーケティングキャンペーンをローンチした。これはPC、ウェブ、モバイルデバイスにおよぶ、Windowsの広範な可能性に焦点を当てたものである。このキャンペーンは、Windowsが日常生活にもたらす力と可能性に人々を結び付けようとする広範な取り組みの一環である…。

 「このスポットは、Windowsビジネスを世界中の消費者と再び結び付けようとするMicrosoftの野心的な取り組みの最初の最も明らかな兆候である。」

 Microsoft関係者はまた、同社がこの秋に新システムをローンチするためにPCメーカーと密接に協力しており、それはさらに優れたWindows体験を提供するために調整される予定であることも繰り返した。

 少なくとも今のところ、MicrosoftがAppleを攻撃するという話はいずれも、話にすぎなかったようにみえる。確立した市場リーダーにとって、たとえそれがユーモラスなものでも、競争業者に言及することは有害無益であると考える向きもある。

アップデート:MicrosoftのWindows and Online Servicesのシニアバイスプレジデントを務めるBill Veghte氏が、新しい「ユーモアとヒューマニティ」マーケティングキャンペーンに関して従業員に送った手紙(全文がMicrosoftウォッチャーのPaul Thurrottのサイトに掲載されている)によると、MicrosoftがAppleとその「I'm a Mac/I'm a PC」コマーシャルに反撃するつもりはないことが、なおさら明らかにみえる。Veghte氏は、社内の電子メールのなかで、Appleを直接名前で引用することはなく、そのかわりにこのように述べている:「Microsoftがついに自分の話を伝えることができて、うれしく思う。悪いやつらがこの会話をあまりに長いこと支配してきた。」)

 Vistaやほかの個別のWindowsリリースの際とは対照的に、新しいキャンペーンでは、Microsoftは巨額のマーケティング費用を、Windowsプラットフォーム(PC上のWindows、Windows Liveサービス、Windows Mobileにより構成される)の魅力を強調することに費やす予定である。

 最初のSeinfeldのコマーシャルのことは、しばらく(または憐れみ深く、もっと長い間)忘れてみよう。MicrosoftのWindowsブランドのための広範な消費者マーケティング計画について読者はどう思いますか?Windowsの数百人のパーソナルショッパーと、無骨さを緩和したPC購入体験は、MicrosoftがApple、Google、Nokia、またその他の消費者やデバイスの競争業者と争うのを助けることができるだろうか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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