また、同じくアウトプットの場として英会話喫茶にも行きました。英会話喫茶というのは、コーヒーや紅茶を飲みながら外国人講師と数人の日本人で談笑する場所です。レベル別にテーブルが分かれていたり、講師が気を使って簡単な単語でゆっくり質問してくれたりするので初めての人でも溶け込めるようになっています。料金はだいたい1時間1000円前後です。私は恵比寿と横浜と新宿に行ってみました。スクールではないので(スクール併設のところもあります)、間違いを直すというより、英会話に慣れる意味合いが強いように思いました。
英会話学校以外でもさまざまな努力
インプット(知識を習得する場)としては、NHKのラジオやテレビの講座をできるだけ見たり聞いたりするよう努めたほか、英語のDVDを見たりペーパーバックを読んだりしました。DVDは、は当時流行っていた「True Calling」などを見ました。勉強のためには同じものを字幕ありとなしで何度か見直すとよい、などといいますが、さすがにストーリーがわかってしまうと何度も見る気力がなくなります。偶然にもこの「True Calling」は、主人公が過去に戻るストーリーなので、何度も見なくても同じセリフが出てきてよい勉強になりました。
また、1週間の短期留学でアイルランドのダブリンにも滞在しました。ダブリンにした理由はいくつかあるのですが、大きな理由としては日本人が少ないことと社会人が多いこと、そして費用が安かったことが挙げられます。当時支払った料金は、1週間でホームステイ料金込み、飛行機代別で5万円程度でした。実際行ってみると、日本人は少なく、レベルも細かく分かれており、学生も社会人が中心だったので居心地よく過ごせました。
久しぶりに受けたTOEIC、その結果は?
このようにさまざまな勉強はしましたが、TOEIC用の対策は直前まで手をつけませんでした。そこで、久しぶりにTOEICを受けることにした2005年10月は、短期間でできるTOEIC対策本を買って臨みました。購入したのは、アルクの「TOEICテスト直前の技術―受験票が届いてからでも間に合う! 11日間即効プログラム」というのものです。直前はこれしかやりませんでした。
その結果は、890点(リスニング495点、リーディング395点)でした。リーディングが低いのは、大学を出てから時間がたつにつれ、文法などの知識があいまいになってきていることの表れなのかもしれません。一方のリスニングは、普段から英語に接する機会が多くなったことで高いレベルをキープできているのだと思います。ただ、TOEICのリスニングが満点になったくらいでは、映画を字幕なしで見られるレベルには全然達しません。というのも、TOEICはビジネスで使える英語を想定しているため、いくらTOEICの勉強をしてもスラングなどは身につかないからです。
あれから3年……
その後仕事が多忙なこともあり、しばらく英語をさぼっていましたが、今年からは月に20回まで受講しても料金が変わらないキュリオイングリッシュという英会話スクールを見つけ、時々顔を出すようにしています。ここでは会話だけでなく、ビジネス英語が学べます。また最近は、時間があるときに英語学習サイトのiKnowなども使っています。今年は久しぶりにTOEICを受講しようと思っています。
勉強していて思ったのは、インプットとアウトプットのバランスが大事だということと、いかにしてモチベーションを維持するかということ。モチベーションを維持したりアウトプットするためには、仲間がいる英会話学校が有効で、インプットのツールとしては細切れ時間も有効に使える教材がよいと感じました。
勉強ツールとその活用度 | 「TOEICテスト直前の技術―受験票が届いてからでも間に合う! 11日間即効プログラム」アルク(活用度100%) 東急BE英会話(活用度60%) アルファカレッジ(アイルランド ダブリン、活用度100%) 英会話喫茶(コムイン、G-Flex、活用度50%) 英語学校体験(フィニックス、イン・コミュニケーション) |
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期間中の焦り度 | 70% |
勉強熱心度 | 70% |
結果 | 815点(2002年)→ 890点(2005年10月) |
結果満足度 | 80% リスニング満点には満足しましたが、リーディングがあまり伸びず、対策が必要だと感じました |