シトリックス、新仮想化サーバプラットフォームを発表--「大規模環境でも仮想化が利用できる」

藤本京子(編集部) 2008年10月14日 21時55分

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 シトリックス・システムズ・ジャパンは10月14日、サーバ仮想化のプラットフォーム「Citrix XenServer 5」を発表した。Citrix XenServerは、データセンターからデスクトップまでの包括的なシステム「Citrix Delivery Center」製品ファミリーの1コンポーネントだ。

 XenServer 5は、「10分で導入できるほど容易なシステムでありながら、アベイラビリティおよびパフォーマンスが高く、プロビジョニング機能も備えている。さまざまな市場に幅広く提供できる製品だ」と、シトリックス・システムズ・ジャパン マーケティング本部 本部長の山中理惠氏は話す。

 今回シトリックスがXenServer 5で特に強調しているのが、ビジネスの継続性が確保できる点だ。具体的な機能としては、サーバに障害が発生しても、自動的に別のサーバに仮想マシンを移動、数秒から1分程度で再起動してサービスが引き継げるようになる。また、再起動の優先順位の設定やホストの障害許容設定、障害アラートなどで、システムのダウンタイムを最小限に抑える機能も備えている。

 また、XenServer 5では物理と仮想の両サーバへのプロビジョニングを大規模に適用できるようなアーキテクチャに変更した。これにより、ファーム内に複数のサイト、デバイス、vDiskプールなどのグループを構成し、それぞれの階層的構成単位で管理権限が付与できる。

 ほかにも、ミッションクリティカル向けの仮想化ソリューションとして、Marathon Technologiesと共同開発した「Marathon everRun VM」をオプションにて提供する。現時点では、個々のアプリケーションやネットワークなど、コンポーネントレベルにおける障害回復機能が提供されるが、2009年にはシステム全体での障害回復機能も提供される予定だ。

 米調査会社のYankee Groupが2008年8月に発表したエンタープライズサーバ市場におけるXenServerのシェアは約17%。山中氏は、2008年でXenServerがすでに10万回ダウンロードされており、売上も四半期ごとに倍増するなど、ビジネスが好調であることをアピールする。今回発表したXenServer 5で、さらにサーバ仮想化の適用範囲を広げたい考えだ。

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