Firefox 2.0に迫る「寿命」

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-10-30 05:57

 もしまだFirefox 3にアップデートしていないのであれば、MozillaはFirefoxの古いバージョンのサポートを間もなく終えようとしていることを念頭に置いておいた方がいい。

 セキュリティと安定性に関するパッチを含むFirefox 2に対するサポートは、Firefox 3の公開(2008年6月17日)の6ヶ月後に終了する予定になっている。つまり、Firefox 2の寿命は12月の半ばということになる。

(参照:Talking Firefox security with Mozilla’s Window Snyder

 MozillaはまだFirefox 2に対する活動の終了日を決定していないが、この最終日を延長しなくてはならない「要件や問題」があるかどうかという議論を始めている。現在の計画では、次のFirefox 2に対するパッチが、このバージョンの最後のアップデートになる。

 MozillaのMike Beltzner氏によれば、Firefoxユーザーの中で古いバージョンのブラウザを使っているのは3分の1に過ぎないという。

 現在、われわれのユーザーの3分の2がFirefox 3を使っており、50%以上が8月末に行った最初の大型アップグレードを受け入れている。われわれはHendrixやその他の情報源からなぜ他の人々がアップグレードしないことを選んだかを理解しようとしており、それらのバグが修正されたことを確実にしようとしている。

 Firefox 3は、アンチマルウェアブロック機能や改善されたWebの偽造に対する警告機能などを備えており、Firefox 2よりも大きくセキュリティが向上していると考えられている。

 参照:Firefox急遽プライベートモード追加へ:Mozillaの焦り?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]