内田洋行とウチダスペクトラム「SMART/InSight G2」を発表--共同で企業内検索ビジネスを推進

柴田克己(編集部) 2008年11月19日 18時23分

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 内田洋行とウチダスペクトラムは11月18日、両社の共同開発による企業向け検索ソリューションの新製品「SMART/InSight G2」を発売した。出荷は12月11日に開始される。

 SMART/InSight G2では、新たに「Ajaxポータルフレームワーク」「集合知形成フレームワーク」「仮想データ統合フレームワーク」の3つのカテゴリに、各機能を整理統合した。これにより、検索レスポンスの向上、より短期での導入、導入コスト対パフォーマンスの向上を実現できるとしている。

 Ajaxポータルフレームワークは、操作画面のカスタマイズ性や使い勝手を高める機能群。検索画面を構成する機能パーツを提供するもので、10のパーツが標準で提供される。ユーザーは必要な機能や配置をブラウザ上のドラッグ&ドロップで容易にカスタマイズし、最適なポータル画面を構成できる。

 集合知形成フレームワークは、企業内検索においていわゆる「ソーシャル」な情報管理手法を実現するための機能群である。検索条件の保存と共有に加え、新たに個人の操作履歴(キーワード、タグ、ドリルダウン、お気に入りなど)や検索履歴の保存と共有が可能。ユーザー個人の検索スキルや操作スキルを組織全体で共有することが可能となる。

 仮想データ統合フレームワークは、ファイルサーバや業務アプリケーションなど、さまざまなソースに存在する情報を統合、管理するための機能群。メタデータ管理や、マッピング機能などに加えて、新たにインターネット上の検索サービスを、イントラネット上の情報と統合し、検索結果に反映できる「フェデレートサーチ」機能が追加された。

SMART/InSight G2 SMART/InSight G2の製品構成。企業内検索基盤構築に必要な多数の機能が「Ajaxポータルフレームワーク」「集合知形成フレームワーク」「仮想データ統合フレームワーク」の3つの基本機能群に整理統合され、導入が容易になったという。

 SMART/InSight G2は、Windows Server 2003/2008で動作する。ライセンス価格は年額720万円(税別、インデックスサイズ50Gバイト)より。買い切りの場合は3350万円(税別)より。

 SMART/InSightは2005年よりウチダスペクトラムが開発および販売を行ってきた製品。検索エンジンのコア部分に、ファスト サーチ&トランスファ(2008年1月よりマイクロソフト子会社)の「FAST ESP」を採用し、インデックス処理のロジックやメタデータ管理、フロントエンド、業務システムとの統合などを含めた企業向け検索ソリューションとして提供してきたもので、大学や研究所などを中心にこれまでに約30社の導入事例がある。

 内田洋行では、事業コンセプトとして、ICT、空間、環境デザイン、情報デザインの統合により情報へのアクセスやコミュニケーションを円滑にする「ユビキタス・プレイス」を掲げている。このコンセプトの実現にあたってエンタープライズサーチが不可欠であるとの判断から、今回の新バージョンより本格的な販売を開始。ウチダスペクトラムと共同でエンタープライズサーチ事業を積極的に推進していくという。

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