MySpace、Google、Yahooなど、非営利団体のOpenSocial Foundationに参加する企業は、ソーシャルアプリケーションプラットフォームの次期版「OpenSocial 0.9」がどうあるべきかについての意見をまとめ、ドラフトを作成した。OpenSocialは、複数のウェブサイトで利用できるソーシャルアプリケーションをプログラマーが簡単に開発できるようにするための標準仕様だ。
MySpaceのアーキテクトScott Seely氏がブログに投稿した記事によると、OpenSocial 0.9のドラフトにはプログラマーの利便性を高めるいくつかの新機能が盛り込まれているという。詳細については今後の投稿で取り上げるとしながらも、同氏は一部の変更点を説明している。MySpaceの立場からの要点は以下のようなものだという。
- OpenSocial Markup Language--ガジェット開発者はHTMLをコピー&ペーストすることでテンプレートを作成/修正できる
- アルバム用API--ユーザーのメディア(写真、楽曲、動画)をアプリケーションが認識し、開発者が新しいアルバムを追加/管理できるようにするための標準的な方法
- プロキシコンテンツ--OpenSocial開発者は「Ruby」「PHP」「.NET」など好みのツールを使って自分のサーバ上にアプリケーションをホストできる
- フェッチ/キャッシュ/無効モデルの定義--MySpaceやその他のコンテナがどのアイテムを保存できるかを定義することで、開発サーバの負荷を減らす
- 軽量化されたJS(JavaScript)API--OpenSocialアプリケーションの作成に必要なコードの量を減らす
OpenSocial陣営は、2009年1月にOpenSocial 0.9の開発者向けリリースを予定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ