Microsoftは米国時間12月19日に「Office Communications Server(OCS) 2007 Release 2(R2)」を製造工程向けリリース(RTM)した。これは同社のコア統合コミュニケーションプラットフォームである。
R2はMicrosoftが2007年秋に開始したOCS 2007の「マイナー」アップグレード版である。OCS R2の正式な「バーチャルローンチ」は2009年2月3日に予定されている。
MicrosoftはOCSのR2アップデートについて、同社の企業を対象とした音声、会議、コラボレーション、そして開発プラットフォームの階層を統合インスタントメッセージング、VoIP、会議製品で強化するものと宣伝している。単一の番号によるアクセス機能やホステッドオーディオ会議がR2アップデートの無数の機能のなかに含まれる。
OCS R2は64ビットのみに対応する製品である。R2アップデートの顧客は、ライセンスにアクセスするためにはサーバとクライアントの両方を必要とする。筆者がMicrosoftの広報担当者から得たある最新情報によると:
「『Standard CAL』はIMとプレゼンス機能を備えており、これには新しいグループIMとリッチなプレゼンス機能が含まれ、平均的規模の企業に対する価格は約21ドルとなる。新しい『Enterprise CAL』は全ての新たな会議およびVoIP通話管理機能を提供し、平均的規模の企業に対する価格は約97ドルとなる。多くの顧客にとってStandardとEnterpriseのサーバ価格は各々約488ドルと約2791ドルとなる。」
Microsoftは「Office Communicator Mobile 2007」のR2アップデートをまもなく提供するところである。OCS MobileはOCS用のWindows Mobileクライアントである。どうやらこの発表も差し迫っているようだ。
「Rouge」についてはMicrosoftからまだ何も聞かれない。Rougeとはおそらく企業顧客を対象にしたモバイルデバイス用のプレミアム統合コミュニケーションサービス一式と考えられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ