CRMはパッケージからASP型に移行が進む--ミック経済研究所が予測

吉澤亨史 2009年03月02日 16時28分

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 ミック経済研究所は2月27日、顧客関係管理(CRM)、ビジネスインテリジェンス(BI)パッケージソフトの市場動向の調査結果を発表した。

 この調査は、大手ハードウェアベンダー5社とソフトウェアベンダー74社を対象としたもので、2006年度から2008年度までのパッケージソフトの市場規模と2012年度までの中期予測をまとめている。

 調査結果によると、2007年度のCRM・BIパッケージソフトの市場規模は前年比17.4%増の約672億円と、IT投資増加の影響もあり好調だった。ただし、2008年度は後半から不況の影響が出始めたこともあり、出荷金額は同12.1%増の約753億円にとどまるとみている。2009年度は約831億円、2012年度には1059.5億円となる見通しだ。

 分野別では、CRMパッケージ市場が出荷金額で前年比23.2%増の約228億円に達した。これは、コールセンターのシステムリプレースを中心にパッケージやASP(SaaS)の導入が活発化したためという。この分野のベンダーでは、パイプドビッツ、エイケア・システムズ、シナジーマーケティングといった、ASP(SaaS)ビジネスベンダーの高成長が目立った。

 一方、2008年度は前年比12.3%増の約256億円と、成長が鈍化する見通しだ。下期から不況の影響で、ユーザーの投資環境が悪化しパッケージ販売が不調になっているベンダーが多いことが要因。また、パッケージユーザーが初期費用の要らないASP(SaaS)に乗り換えるケースが増えていることも、成長鈍化の要因のひとつとしている。

 ASP(SaaS)ベンダーにとっては、景気の悪化が追い風になり、2012年度にはCRMパッケージ市場の47.1%を占めるようになるとミック経済研究所は予測している。

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