マイクロソフトの新会計年度戦略、必見スライド7枚

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-07-22 15:41

 Microsoftはこの1カ月、7月1日に始まった最新の会計年度2010年は創業以来の新製品ラッシュになる、と事あるごとに口にしている。

 「Windows 7」の一般向け販売が10月22日にスタートということは周知の通りだ。だが、Microsoftが「Windows Vista」で行ったようなコンシューマローンチイベントを行うのかについては、詳細はわからない。問題はそれだけではない。その後、Microsoftは何を発売する計画なのか?何がいつ提供されるのか?

 先週Microsoftが開催したパートナー向けイベント「Worldwide Partner Conference」でMicrosoftは、開発者、再販事業者、システムインテグレータ、ハードウェアパートナーなど約6000人の参加者に向けて、新製品に関する情報をいくつか披露した。

 WPCでMicrosoftが用いたスライドの中から、Microsoftが参加した自社パートナー企業--事実上、Microsoftの販売に貢献する営業部隊といってよいだろう--に対し、この1年で登場する製品を自社顧客に向けてどのように展開するのかについて、どのように助言しているのかがよくわかるものをピックアップしてみた。

 念のために付け加えると、ここでピックアップしたスライドは、通常パートナーを経由して提供されるMicrosoft製品(「Windows」「Office」「SQL Server」「Exchange」など)にフォーカスしたものである。「Bing」「Zune」などは含まれない。だが、モバイルOS「Windows Mobile」が見当たらないことは興味深い。Microsoftが振るわないWindows Mobileの販売を支援すべく、パートナー各社をせきたてているにもかかわらず、である。

 スライドからは、企業にフォーカスしたローンチ計画を伺うことができる。

  • 「Windows 7」「Windows Server 2008」「Exchange 2010」ロールアウト:2009年11月/12月
  • 「SharePoint 2010」:2010年初め
  • 「Visual Studio 2010」:2010年春
  • 「Office 2010」:2010年5月/6月

 私の注釈付きのMicrosoft会計年度2010年戦略計画のスライドショーは、ここで閲覧できる

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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