メッセージラボ ジャパンは1月19日、菱電商事がメッセージラボのSaaS型アンチスパムサービスを導入し、約25%のストレージ容量を削減したと発表した。
菱電商事では、以前より世界中から届くスパムへの対策が課題となっていた。クライアントソフトによってスパムの振り分けをするなどの自衛対策をとってはいたが、人によっては1日100件ものスパムが届くケースもあり、必要なメールを削除するリスクもあった。
当時菱電商事のDNSサーバとメールサーバの間には、アンチウイルスやアーカイブなど複数の製品が介在しており、障害発生時の切り分けが難しく新たなハードウェアは導入しづらい状況だった。そこで2009年8月中旬、アプライアンスやサーバ導入の必要がないメッセージラボのSaaSをテスト導入し、テスト導入当日から効果が表れたため、9月に正式契約に至った。
導入後は、メッセージラボを経由したクリーンなメールしか届かないため、ストレージを圧迫していたスパムが排除された。その結果、約25%のストレージ容量が削減できたという。
菱電商事では、「メッセージラボの他サービスも次の段階での製品選定の有力候補として検討していきたい」としている。