“マイクロサービス化”で変化に耐えられる組織を目指す--クックパッド舘野CTO

吉澤亨史 山田竜司 (編集部) 2014年08月28日 07時00分

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 レシピサイトでおなじみのクックパッド。PC向けサイトからモバイル向けサイト、そしてモバイルアプリと端末の変化に応じて素早く対応している。また、レシピだけでなく買物情報やEC、料理教室事業などにも取り組み、2013年末から海外レシピサービスの子会社化を進めるなど、本格的な世界展開にも積極的だ。今回は、クックパッドの執行役で最高技術責任者(CTO)である舘野祐一氏に、同社の取り組みや工夫している点、今後の展開などについて話を聞いた。


クックパッドの執行役最高技術責任者(CTO) 舘野祐一氏

--クックパッドの注力事業は何か。

 クックパッドは有限会社コインとして1997年に設立、翌1998年に料理レシピの検索・投稿インターネットサイト「kitchen@coin」を開始しましたが、現在の事業には3つの柱があります。

 まず第一にレシピサービス「cookpad.com」です。日々価値を高めています。第二に、リアルタイムで「特売情報」をお届けする買物情報事業や食材購入のECサービス「産地直送便」、料理教室事業といった、さらに多くの生活シーンを対象とした新規事業です。第三が海外でもレシピのサービスを展開することです。この3つに取り組んでいます。

--CTOの役割とは何か。

 クックパッドは縦と横の両方のつながりがあるマトリックス型の組織です。各事業部に事業部付けでエンジニアが配属されいる傍ら、技術部やインフラストラクチャー部、モバイルファースト室といった技術メインの部室にもエンジニアが所属しており、主にエンジニア全体の横軸を見ています。

 技術的な取り組みとして具体的には、開発、インフラ、国際事業、グローバルなインフラ、新規事業の基盤作り、ID統合などがありますが、特に注力しているのは「モバイルファーストをしっかりとやる」「マイクロサービス化」の2つです。マイクロサービス化とは、サービスを小さい単位に分割して考えることと、横の(組織の)連携をテクノロジでやりやすくすることで、サービス開発のスピードを上げようという取り組みです。

 ウェブ開発においては、2011年10月に開発環境をクラウドへシフトしました。当時、クックパッドはモバイルに関する取り組みが弱い、乗り遅れているという認識がありました。そこで3月にモバイルファースト室を立ち上げて、今さらながらしっかりと徹底してモバイル開発をやっていこうというわけです。

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