クラウドで各職を連携して在宅ケアの質を向上--ソネット

ZDNET Japan Staff

2014-09-05 11:43

 ソネットは9月2日、法人向けITソリューションサービス事業「bit-drive」で運営するクラウド基盤で、在宅ケアと多職種連携支援を対象としたSaaSを同日から提供すると発表した。地域包括ケアにおいて、医療従事者や介護従事者をはじめとした多職種の連携を支援し、在宅ケアにおける業務の効率化と質の向上を目指すもの。

 サービス名は「bmic ZR(ビーミック ゼットアール)」。サービスとして提供する「在宅ケア業務支援アプリケーション」は、在宅ケアの記録で欠かせない血圧、脈拍、体温、血糖値といったデータのNFC(Near Field Communication)を介した自動取得、カメラで撮影した画像の取得とプレビュー、処置記録、医師のコメントなど文字データを記録する機能を持つ。

サービス概要
サービス概要
NFCを介したバイタルデータの記録
NFCを介したバイタルデータの記録

 具体的には、テルモの通信機能付きバイタルサイン測定機器と連携しており、訪問診療や訪問看護時に、在宅患者のケアに必要なバイタルデータを、NFCリーダを介してタブレット端末、スマートフォンやノートPCに自動的に取り込み、それをクラウド上のサーバに送信して記録する。

 さらに「多職種連携ビューワー」を使い、多職種連携間で対応依頼や指示、連絡事項を共有できるようにした。各情報は職種に応じた閲覧権限を設定できる。

 初期費用は1万5000円から、月額費用は5000円からとしている。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー、介護士、リハビリ職員など在宅ケアの連携に関わる職種、在宅療養支援診療所、歯科医院、訪問看護ステーション、薬局、特養ホームなどの施設を対象とする。

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