KDDI、クラウド型ビッグデータ分析サービスを開始

大河原克行

2014-10-24 07:30

 KDDIは10月23日から、クラウド型ビッグデータ分析サービス「KDDI Analytics Suite with MicroStrategy」の提供を開始する。

 マイクロストラテジー・ジャパンとの協業によって実現するサービスで、同社自らがMicroStrategyを活用するユーザーとしてのノウハウを生かすとともに、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などのセキュアなネットワークや、クラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の閉域網との連携提案により、高い安定性と安全性を実現したサービスをワンストップで提供できるのが特徴となっている。

サービス提供イメージ
サービス提供イメージ

経営戦略をサポートするサービスはKDDIとして初

 これまでKDDIでは、クラウドサービスとして「Office 365 with KDDI」や「Google Apps for Work、KDDI ChatWork」などのSaaSによる業務支援、「KDDIクラウドプラットフォームサービス」や「AWS with KDDI」といったIaaSによるプラットフォーム活用サービスを提供してきた経緯があるが、経営戦略などをサポートする「Application as a Service」領域のサービス提供は今回が初めてになるという。

地域別の傾向分析なども容易になる
地域別の傾向分析なども容易になる

 同製品は、情報システム部門からの人員異動などにより、2013年4月にスタートしたビジネスインテリジェンス(BI)部が担当。同社では「法人ユーザーが持つ情報資産を最大限に活用するこのサービスを通して、これまで以上に新しい付加価値を提供していく」としている。

小売業における売り上げと在庫の分析など
小売業における売り上げと在庫の分析など

 ビッグデータの広がりとともに、最高情報責任者(CIO)の関心はビッグデータの活用に集まり、ビジネスアナリティクス市場は拡大傾向にある。

 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調べによると、1兆円以上の企業においては55%以上がビッグデータ活用に強い関心を寄せているほか、1000億円から1兆円未満の企業でも50%弱が導入意欲を持っている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]