日本ヒューレット・パッカード(HP)は1月20日、ハイブリッドクラウド環境を構築、管理できるというPaaS基盤ソフトウェア「HP Helion Development Platform」の提供を開始した。同製品と2014年7月から提供している無償ディストリビューション「HP Helion Development Platform Community」のインストールや問題解決を支援するテクニカルサポートも提供する。
Helion Development Platformは、オープンソースソフトウェア(OSS)のPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」がベースとなっており、同社のIaaS基盤ソフトウェアの「HP Helion OpenStack」向けに最適化されている。Helion Development Platformでエンタープライズ向け開発者は、オープンプラットフォームで拡張性を持つクラウドネイティブなアプリケーションの構築、導入、管理を迅速に展開できるという。
Helion OpenStackは、エンタープライズ向けアプリケーションやツール、共通基盤上でのサードパーティ製ハイパーバイザのサポート、データベースなど予想可能なアップグレードパス、堅牢な管理性、セキュリティ機能が統合されていると説明している。
Helion OpenStackとHP Helion Development Platformを組み合わせて利用することで、ハイブリッドクラウドの導入を検討しているエンタープライズ向けに、統合されたIaaSとPaaSを提供する。Helion OpenStackとHelion Development Platformは密接に統合でき、開発者やアプリケーションリーダーが必要とする使いやすさと敏捷性、全体的な管理性を提供するとしている。
価格体系は物理サーバ単位。税別価格はHelion Development Platformが5万2000円から、標準テクニカルサポート付き1年間使用権が5万2000円から、24時間7日間のテクニカルサポートを受けられる1年間使用権が9万6000円から、Helion Development Platform Communityの標準テクニカルサポート付き1年間使用権が3万8000円から、となっている。