婦人服・紳士服・雑貨などの卸・小売事業を展開する大阪市のパルは、多店舗チェーン運営を支援するクラウドサービスを導入、「3COINS」「salut!」「Lattice」の3ブランド約181店舗で2014年7月より利用を開始している。サービスを提供するドリーム・アーツが3月3日、ユーザー事例として発表した。
導入されたクラウドサービスは、ドリーム・アーツの「Shopらん」。流通・小売業の本部・店舗間のコミュニケーションに特化したクラウドサービスで、情報ポータル機能、お知らせ機能、商売カレンダー機能などにより、本部と店舗の間で往来する対話と情報の洪水を整理し時間の使い方を変化させることで、販売力の工場を促す。
パルは300円均一の生活雑貨店「3COINS」を含む50以上のブランドを運営。これまで、情報伝達手段として独自のポータルを10年以上利用することでノウハウを溜めてきた。
今回のShopらん導入では、情報の流れを整え、かつ分かりやすくコミュニケーションできる点を評価し、導入を決めたという。
スマートデバイスからの「Shopらん」利用イメージ
導入後、本部からの「重要なお知らせ」を一目で把握できるようになり、本部の施策を徹底することが可能になった。また、外出先や店舗の売場からもスマートデバイスで利用できるため業務効率が向上したという。各店舗では、スマートデバイスを利用して売り場状況を撮影し、その場で本部へ報告できるようになった。
スーパーバイザーにとっては、従来は本部からの指示が守られているか電話で確認していたため、導入後は大幅に作業が軽減された。
コミュニティ機能の利用イメージ
また、コミュニティ機能を使って、スーパーバイザーや店舗同士で情報をリアルタイムに共有できるため、店舗のノウハウや成功事例を共有できるようになり、魅力的な売場づくりや売り上げ増に寄与しているとのこと。