人工知能を核としたプラットフォーム覇権
プラットフォームの領域でもビジネスが加速していくと考えられる。例えば、スタートアップ企業のBrainは、人工知能用の学習するマシンOSとして「BrainOS」のベータ版を公開した。
まだBrainOSはベータ版の段階であり、ビジネスの展開はこれからではあるが、BrainOSのようにOSをプラットフォームとして、ロボットなどのハードウェアとOS上で動くアプリケーションの組み合わせたインテグレーションモデルも本格化していくだろう。
日本でのビジネスは
日本では、オルツがパーソナル人工知能(P.A.I)「al+」を3月中にiOS向けに配信を予定している。利用者の利用頻度の高いSNSやアプリケーションと連携し、自動的に利用者の思考を学習して、アプリケーション上に仮想のコピー人格を生成するというアプローチだ。
パーソナル人工知能(P.A.I)「al+」の画面イメージ
オルツでは、リリースから1年以内に500万人の獲得を目標としており、利用者数が増加すれば、その思考精度は加速度的な向上ができるという。
日本でも、人工知能を活用したビジネスでの活用が始まっている。みずほ銀行は、2月にオペレーター業務の効率化と品質の向上のため、IBMが提供する「Watson」を神奈川県のコールセンターへと部分的に導入し、来夏には全席に展開予定だ。