Opera、VPNソフトウェアのSurfEasyを買収--オンラインプライバシーを強化へ

Nick Heath (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)

2015-03-20 12:52

 ノルウェーのソフトウェアメーカーOpera Softwareは、カナダのトロントを拠点とするSurfEasyを買収した。SurfEasyは、スマートフォン、タブレット、コンピュータ向けに仮想プライベートネットワーク(VPN)ソフトウェアを提供している。

 Operaは、世界中で3億5000万人以上に利用されているデスクトップおよびモバイル向けウェブブラウザ「Opera」の開発元だ。

 VPNは、デバイスで送受信されるすべてのインターネットトラフィックを暗号化することによって、インターネットをさらに安全なものにしてくれる。

 Operaの最高経営責任者(CEO)であるLars Boilesen氏は今回の買収について、ユーザーデータの保護に重点を置いた新製品を開発する助けになると説明した。

 Boilesen氏は次のように述べている。「プライバシーやセキュリティは常にOperaユーザーの最優先事項であり、SurfEasyの買収はこれにうまく合致する。Operaは、そのルーツであるブラウザに安住することなく進化してきた。今回の買収により、アプリケーションポートフォリオのさらなる拡充に向けて不可欠な要素が加わることになる」

 Operaはウェブブラウザのほかにも、通信会社、モバイル広告プラットフォーム、テレビ用SDK向けにコンテンツを配信するためのソフトウェアも開発している。

 Operaは2014年、モバイル動画広告の配信能力を強化するため、7500万ドルでAdColonyを買収している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]