日本HP、データ保護ソフト「Data Protector」新版など--予測支援機能を追加

NO BUDGET

2015-03-27 15:18

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は3月26日、「HP Adaptive Backup & Recovery」製品のラインアップを強化、販売を開始した。バックアップのリソース配分を最適化し、エラーの発生回数やリカバリ時間、バックアップ運用コストを削減することで事業継続性を改善させられるという。

 販売が開始したのは「HP Data Protector 9.0」(税別価格17万9000円~)「HP Backup Navigator」(同21万7000円~)「HP Data Protector Management Pack」(同58万円)「HP Data Protector Smart Plug-in for HP Operations Manager」(同58万円)の4製品。

 Data Protector 9.0では、「HP StoreOnce Backup Systems」の新機能に対応し、連携重複排除バックアップの機能を強化した。SmartCache機能を活用したVMware vSphere仮想ディスクの迅速なリカバリで時間とリソースを節約し、管理の俊敏性を向上できると説明。重複排除データバックアップの伝送路の暗号化と格納先暗号化で動的環境でのバックアップワークロードを安全に実現できるとしている。

 Backup Navigatorは詳細な運用分析に基づくデータ保護ツール。組織のバックアップ環境を効果的にナビゲーションできるという。リアルタイムの業務分析を活用した、動的でインタラクティブな「ドリルダウン」式グラフィック・ダッシュボードで過去、現在、将来の性能に関する、実行可能な洞察を提供すると説明する。

 協働しやすいよう強化されたソーシャルメディア機能と自動レポート作成共有機能で組織の異なるチームのデータセンター管理者が社内のバックアップポリシーや分析ダッシュボードを自動的に共有する。他のチームメンバーは、お気に入りにマークすること、その他の関連するダッシュボードやレポートを共有することができるとしている。リアルタイムの予測分析支援で課題を想定できる。

 Data Protector Management Packは、「Microsoft System Center Operations Manager」のプラグインとして、Data Protector Smart Plug-in for HP Operations Managerは「HP Operations Manager」のプラグインとして機能する。Data Protectorコンポーネントの健全性、性能、可用性を一元的に監視する。

 Data Protectorコンポーネントについて、ディスカバリーとトポロジを表示し、環境内のすべてのクライアントとデバイスの状態を視覚的に確認できるという。アラートと通知機能でバックアップ環境内の問題解決に向けた、事前対応を推進するとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]