サイボウズが朝の品川駅で“バナナ”を配っていた

羽野三千世 (編集部)

2015-04-22 21:11

 サイボウズが、4月21日~23日の朝8時から、品川駅の港南口付近で“バナナ”を配布している。同社のPaaS「kintone」のプロモーションの一環だという。バナナを配っていたkintoneプロダクトマネージャーの伊佐政隆氏に、このプロモーションの狙いについて質問した。


サイボウズ ビジネスマーケティング本部 kintoneプロダクトマネージャー 伊佐政隆氏

--なぜ朝早くからバナナを配っているのですか。

 「POWER FOR IDEAS kintone」というプロモーションです。配っているのは、ただのバナナではありません。「アイデアバナナ」です。皮に、業務リーダーが抱える課題解決のアイデアになるような格言が書いてあります。


ビジネスリーダーに向けた格言が書かれた「アイデアバナナ」

 kintoneは、業務に課題を抱えたビジネスリーダーを支援するツールです。ビジネスリーダーにとって、自社の業務に問題意識を持つきっかけになるような、あるいは業務改革のアイデアになるような20種類の格言をバナナに書いて配布しています。

 アイデアバナナを受け取ったビジネスリーダーが、日々の業務に少しでも疑問を持って、改善に動いてくれればよいと思います。そのツールとしてkintoneが選ばれることを期待して、包装袋にはkintoneのプロモーションサイトへリンクするQRコードを印刷しました。

--なぜバナナなのでしょう。

 業務改革にはエネルギーが必要、エネルギーの源といえばバナナかな、という発想です。バナナの黄色は、kintoneのブランドカラーでもあります。

--品川駅を選択した理由は。

 大手企業のビジネスリーダーにアイデアバナナを届けるために、品川駅を選びました。大手企業さんの本社所在地をマッピングすると、1位は東京駅、2位が品川駅です。東京駅だと通勤の動線が分散してしまうので、品川駅にしました。

--このプロモーション費用はどのくらいでしょうか。

 詳細は企業秘密ですが、バナナと包装袋、シールの用意と、人件費を合わせて数百万円規模です。バナナは配布用に1日1500本を3日分、品川駅構内での展示用に900本、合計5400本用意しています。


品川駅港南口の外で「アイデアバナナ」を配布

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