グーグル、「Google I/O 2015」で「Android M」を発表か

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 福岡洋一 (ガリレオ)

2015-05-08 11:04

 「Android OS」次期アップデートの「M」で始まるコードネームにGoogleがどのお菓子の名前を選ぶにしても、新しい「Android M」では「作業環境」がテーマとなりそうだ。

 Googleは米国時間5月27日~29日に予定されている年次開発者会議「Google I/O」の内容を6日に発表した。同イベントでGoogleは、Android OSでの開発に役立つセッションやワークショップを用意している。同社はまた、Android OS次期バージョンの発表にもこのイベントを利用してきた。次期バージョンのコードネームについて、今回は少なくとも手がかりがある。

 「Android for Work Update」というセッションに関する投稿に、「Android Mはあらゆる種類の作業環境にAndroidの力をもたらす」とあり、書き出しで秘密を漏らしてしまっていた。その後、GoogleはAndroid for Workセッションに関する投稿自体を削除したが、削除される前にArs Technicaの関係者がかろうじてスクリーンショットを確保していた。というわけで、Android Mが近々登場するという証拠は残っている。

 GoogleはAndroid OSの新バージョンをおいしいお菓子の名前で呼ぶことを好む。まずコードネームの最初の文字だけを明かして焦らし、正式リリース時に完全なコードネームを発表するというのがいつものやり方だ。とはいえ、「M」という文字を使うのはそれほど意外ではない。同社はかなり前から、OSのコードネームをアルファベット順に選んできたからだ。現行バージョンのAndroidは、「Honeycomb」「Ice Cream Sandwich」「Jelly Bean」「KitKat」と続いた後、「Lollipop」と命名された。

 次期バージョンのAndroidで関心を集めるだけでなく、Google I/Oのイベントに関するページにはさまざまなセッションが掲載されており、「Agenda(予定表)」ページに日ごとのアクティビティの概要が書かれている。27日にバッジの配布が予定され、実際の会議は28日からだ。同社の製品担当シニアバイスプレジデントSundar Pichai氏の基調演説で始まり、丸2日間にわたってセッションが開かれる。Google I/Oのウェブページで各セッション名をクリックすると詳細が分かるようになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]