IBM、OpenStackサービスの拡充を発表

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-05-20 16:32

 IBMがOpenStack市場に殴り込みをかける。同社はハイブリッドクラウド、プライベートクラウド、パブリッククラウドを導入する顧客企業を支援するため、拡充した一連のOpenStackサービスをリリースすると発表した。

 最近、クラウド構築サービスを提供する大手企業の間で、OpenStackを採用する動きが強まっている。それら企業の狙いは、オープンソースクラウドの提供を通じて、周辺のソフトウェア、ハードウェア、サービスに付加価値をもたらすことである。

 IBMによるこのOpenStackサービスは、各種クラウド間でアプリケーションとデータを統合するよう設計されている。このOpenStackサービスは現時点ではベータ版だが、ハイブリッドOpenStackサービス、セキュリティツール、クラウド監視ツールが含まれている。また、クラウドの管理とホスティングをIBMが行うための機能も用意されている。セキュリティサービスの開発はIntelと連携した。

 同社によると、すでに500名を超える開発者がOpenStackをはじめとするオープンソースクラウドのプロジェクトに取り組んでいるという。

 なお、OpenStackサービスに関する発表とは別に、IBMはクウェートの大手IT企業であるUnited Business Group(UBG)とパートナーシップを締結することを発表した。UBGは顧客に対し、IBMのハイブリッドクラウド環境と開発プラットフォーム「Bluemix」を提供する予定。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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