2011年からDropboxに参加し、DropboxとDropbox for Businessの製品担当責任者を2年間務めていたIlya Fushman氏が、Dropboxを去り、Index Venturesにゼネラルパートナーとして加わった。
Fushman氏の後任には、2014年からDropboxのプロダクトマネージャーを務めているRob Baesman氏が就任する予定。Baesman氏はDropboxに入社する前、VMwareで約10年間、複数のシニアプロダクトマネージャー職を歴任してきた経験を持つ。
Dropboxの担当者は、今回の交代劇が1年以上前から計画されていたものだと強調している。Fushman氏は事業の立ち上げに情熱を傾ける人物であり、Dropbox for Businessが軌道に乗っていることなどから、同氏はベンチャーキャピタルの世界に戻るべき時期が来たと判断したのだという。
Index Venturesは、Dropboxが2011年に実施したシリーズB投資ラウンドを主導した経緯がある。Dropboxはこのラウンドで、2億5000万ドルを調達した。
Index VenturesのDanny Rimer氏とMike Volpi氏はブログ記事の中で、Fushman氏がDropboxの事業を立ち上げて軌道に乗せるために尽力してきたことに触れ、高い柔軟性と適応力を備えた同氏の能力はIndexが求めていた起業家精神に溢れるパートナーそのものだったと語っている。
なお、Dropboxは先週、クラウドサービスのプライバシー保護とデータ保護を規定する世界初の国際標準「ISO 27018」の取得を発表し、クラウドサービス企業として再び大きなハードルを乗り越えることに成功した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。