MS、タスク管理アプリ「Wunderlist」開発会社を買収か

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)

2015-06-02 10:28

 Microsoftによる6Wunderkinder買収のうわさが、今週になって再び浮上している。Microsoftがベルリンを拠点とする生産性アプリの新興企業6Wunderkinderを1億~2億ドルで買収することで合意したと、The Wall Street Journal(WSJ)が報じた(Microsoftにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない)。

 6Wunderkinderは、タスク管理アプリ「Wunderlist」を手がける企業だ。Wunderlistはすでに「iPhone」「iPad」「Mac」「Android」「Windows」「Kindle Fire」、およびウェブ版が提供されている。そしてMicrosoft傘下の「Sunrise Calendar」が先ごろ、Wunderlistのタスクを日ごとのビューに統合するようになった。

 Microsoftはこのところ、生産性を中心とした新たなソフトウェアとサービス提供への注力を強めている。

 同社は最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏の指揮の下、生産性全般、中でもチームコラボレーションを重要分野と目しているようだ。


キャプション

 最近のMicrosoftの人材募集を見ると、同社は「次世代の革新的な生産性アプリケーション」に取り組むため、Applications and Services部門で新たに「Teamspace」グループの人員を集めていることがうかがえる。しかし筆者の見たところ、「Teamspace」という名称を使っているにもかかわらず、この新グループはチームコラボレーションアプリの「Teamspace」を手がける企業5 Point AGとは一切関係がない。

 Microsoftと5 Pointにコメントを求めたところ、Microsoftの広報担当者はコメントはないと答え、5 Pointからは回答が得られなかった。

 Microsoftは先ごろ、「teamflux.io」「teamflux.org」「teamflux.ninja」の各サイトにあった同社コンテンツを削除している。また「WalkingCat」(@h0x0d)と名乗るTwitterユーザーはある画像をアップし、Microsoftの新しいコラボレーションアプリ「Teamspace」の外観ではないかとしている。

Teamspaceが何なのかMicrosoftに問い合わせたが、同社はコメントを拒否した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]