アクセンチュアは6月24日、エーザイとITアウトソーシング契約を締結したと発表した。日米を中心とした複数年契約で、米国向けには2015年4月~2022年3月の7年間、国内向けには2015年4月~2024年3月の9年間。
今回の契約は、エーザイの米国拠点でのアプリケーションとIT基盤全般(一部R&D領域のアプリケーションとIT基盤を除く)、国内拠点での会計や生産管理などの統合基幹業務システム(ERP)と、その周辺システム運用、サーバやネットワークなどのIT基盤の監視、運用業務の一部を対象としている。
エーザイでは、今回の契約で新薬開発、医療行為、審査・法規制など世界レベルでの標準化の流れが著しい医薬品業界で、より一層の競争優位を確立すべく、ITコストのさらなる削減とグローバルなIT提供に向けた体制整備を図る。その結果、グローバル全体でより効率的で効果的なITガバナンス体制を構築できるとしている。
アクセンチュアでは、今回の契約で提供されるサービスを世界の50カ所以上の拠点を有するグローバルデリバリネットワークのうち、マニラにあるフィリピンデリバリセンターを主要拠点とし、一部の米国アプリケーションサービスについてはプネのインドデリバリセンターから提供する。