アメリカ自動車協会(AAA)の元幹部であるSiobhan McFeeney氏が、EMC傘下でアジャイルソフトウェア開発用サービスとツールを提供するPivotal Labsの重要な役職に就任することが明らかとなった。同氏はPivotal Labsで、新たなクラウド、ソフトウェア、インフラストラクチャの導入に伴う変化を、顧客の企業文化や企業財務に合わせて最適化する、「トランスフォーメーション・プラクティス」の取り組みを率いることになる。
McFeeney氏は2014年、San Francisco Business Timesで、ベイエリアのビジネスシーンで最も影響力のある女性に選ばれた。同氏はAAAで10年以上にわたり最高財務責任者(CFO)、最高業務責任者(COO)、暫定の最高経営責任者(CEO)を含む経営幹部を歴任してきた。過去には、BPで7年にわたりM&AとIRの責任者を務めていた経験もある。
Pivotal Labsは先ごろ、Citrixのアジア太平洋地域におけるクラウドサービス担当ディレクターだったJason Jackson氏を引き抜いたばかりである。同氏はPivotal Labsでアジア太平洋地域を担当する最高技術責任者(CTO)に就任した。
こうした人材獲得に加え、Pivotal Labsは2015年の初めから、新製品のリリースや新アライアンスの締結など活発な動きを見せてきた。2月にはGE、Hortonworks、IBM、VMware、EMCなどと共同で、Hadoopオープンソースフレームワークの普及を促進するためのイニシアチブであるOpen Data Platform(ODP)を立ち上げた。3月にはPaaS製品「Pivotal Cloud Foundry」でAWSとの連携を強化した。さらに4月には、IBMおよびHortonworksとともに、Hadoopベースの各社プラットフォーム製品が共通のODP標準技術を採用し、出荷準備が完了したことを、発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。